各種ワイヤーロープ・コントロールケーブル製品を製造販売するオクノグローバルテック株式会社です。

東日本大震災では、相次ぐ天井落下により大きな被害がでました。そのような背景から地震大国と呼ばれる日本で、天井の落下を防ぐためセーフティワイヤーの重要性が見直されています。

天井は、建物を支えている柱や屋根などと違い、内装の一部です。そのため、耐震基準が定められていませんでした。耐震基準が定められていない事から、重量のある鉄板などもつり天井などで使用されており、天井が落下する要因とも考えられていました。現在では、天井落下による甚大な被害から建築基準法に基づく天井脱落対策の規制強化が行われ、一定の基準が設けられたため、災害時も安心して避難できるでしょう。

しかし、既存の建物に関しては、天井脱落対策が建物の増改築を行う際の基準として位置づけられているため（特別な建物（防災の拠点施設など）を除く）、ネットやワイヤーロープ設置などの対策がとられていない建物があるのも事実です。そのため、もし増改築をする前に地震が起こってしまったら、天井が落下し人的被害が発生するおそれがあります。天井は構造によって多少違いはありますが、多くの場合、地震の揺れなどの影響を受け、固定している金具などが外れる事で落下してしまいます。

このような背景から人的被害を抑えるためには、建物の管理者が「災害時も考慮した安全な物件にする」という意識を持つ事が大切です。セーフティワイヤーを取り付けていれば、地震が起きても天井の落下を防ぐ事ができ、被害を抑える事が可能です。

セーフティワイヤーとは、ワイヤーロープを使用し、地震が発生した際に天井が落下しないようにする落下防止ワイヤーです。天井のパネルだけでなく、照明や看板などの落下を防止するためにもセーフティワイヤーは有効です。また、落下だけではなく、タンスや棚、オフイスであれば、ロッカーやコピー機などの転倒を防ぐ事ができる転倒防止ワイヤーを併用して使用する事で、より安全性を高める事ができます。ワイヤーロープを取り扱っているオクノグローバルテックでは、加工技術を活かし、安心で安全な空間作りのお役に立ちたいと考えています。

ワイヤーロープは細いですが、非常に強度が高く、柔軟性があり、様々な用途に使用する事が可能で、取り付け方法も豊富です。被害がでる前に、セーフティワイヤーを取り付け、安全を守りましょう。

大阪に所在するオクノグローバルテックでは、様々な用途に使用できる高品質なワイヤーロープを販売しています。強度や用途も様々で、オーダーメイドにも対応していますので、ワイヤーロープの発注はお任せください。